30代女性 複数年かけて改善した左足部CRPS

左足首を捻挫したことにより、距腓靭帯を損傷した30代の女性。受傷後6週間しても改善が見られず、膝以下の著明な浮腫と色調不良、allodyniaを認められた。接触を拒絶するほどの痛みを訴えて来院。

遠絡療法を開始して社会復帰された6年間の加療報告である。

患者さん情報

30代女性 左足関節捻挫・距腓靭帯損傷からの左足部CRPS、うつ病、情緒不安定、
来院前に、整形外科と心療内科を受診。医療に対する不満や不信感を持っておられた。(保育士試験の受験勉強中とうつ状態休職中の軽微な外傷に関する事でやり取りをした、前医での対応に対して強い不満と怒りを持っていた)
神経障害性疼痛治療薬投与と硬膜外ブロック、腰部交感神経節ブロックにて効果を認められず、持続硬膜外ブロックは痛みの感受性が強く適応外と判断し、遠絡療法に至っている。

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